個人向け国債のメリットは?リスクは?
個人向け国債の、特に「変動金利型10年満期」はよくできた金融商品だと思います。
曲がりなりにも国債ですので、債務不履行(デフォルト)になってしまうリスクは大変低く、金利の変動に対応できるというメリットもあります。
しかし、これを書いている時点では、金利は大変低く、物価上昇率は1%を少し超えたくらいです。
つまり、「物価上昇率>金利」という状態です。
政府の側からみると、インフレで借金を踏み倒しているところであり、国債を保有している側からみると、金融資産が実質的に目減りしている状況と言えます。
とはいえ、他の金融商品や投資対象はそれなりにリスクがあるので、難しい状況ですね。