割安株・バリュー株

2017年8月5日投資・資産運用

割安株・バリュー株にも種類がある。

安定割安株

成長性は低くても安定していて、倒産のリスクは極めて低く、財務に問題はなく、PERやPBRが低い銘柄のことを「安定割安株」と呼ぶことにします。

安定割安株は、事業拡大の意欲が経営者になく、株主への利益還元にも消極的な傾向があるように見受けられます。株式を公開している(上場している)意義がないのではないかとさえ思えます。

このような会社の持てる力を引き出して社会的価値を高めるためにも、企業買収の動きが活発になるといいのではないかと思うのですが。

成長割安株

成長性を鑑みると割安、あるいは、PERなどの指標が適当と思われる範囲にある銘柄のことを「成長割安株」と呼ぶことにします。

株価が特別に割安でなくても、利益が伸びているのに株価が上がらなければ、割安性が増していくことになります。

成長割安株で怖いのは、成長性の低下、あるいは、皆が期待しているほどには利益が伸びなかった時でしょう。

不人気割安株

将来を過度に悲観されていたり、社会的な評価が低いなどの理由で、PERなどの指標が低くなっている銘柄のことを「不人気割安株」と呼ぶことにします。

不人気割安株は、皆の想像通り衰退していくなら、株価が下がらなくても、利益が低下することで、割安性がなくなっていくことになります。逆に、利益が低下しなければ、株価の大幅上昇もあり得る。

このような会社は、新事業や業種転換によって社会的存在価値を高めることで不人気を解消してはどうかと思うのですが。