投資の(きわみ)

発明の対価と将来の夢

発明の対価として巨額の支払いを求めて、所属している(していた)会社を相手取って訴訟を起こす事例が散見される。
これに対する私の見方・考え方と、漠然と考えているだけだが、これに関連した将来の夢について述べることにする。

野良犬と飼い犬

それなりの会社に就職するということは、飼い犬になる道を選んだということである。
飼い犬は、それなりの生活を保障される代わりに、いくらかの制限を受けることになる。
例えば、宝の山を発見した場合、そのほとんどは飼い主のものになる。

一方、野良犬は、今日の食事にありつけるかどうかも分からないし、雨が降っても、屋根の下で寝られる保証は無い。
その代わり、宝の山を発見した場合、それはすべて自分のものに出来る・・・・否、そう簡単ではない。
それを横取りしようとする輩が現れるかもしれず、この場合、自分で守らなければならない。

つまり、発明によって得られる利益の多くを手にしたいなら、自分で会社を興すなり、現金で報酬を支払えないような(報酬は出世払いの)会社に就職するなりしなければならないということだ。
どちらも、いろんな意味で大変であり、自分の研究に集中できるとは限らないだろう。

巨額の報酬が夢を与える?

巨額の報酬を求める技術者(研究者・発明者)から、「巨額の報酬を得られることが、子ども達に夢を与えることになる」といった趣旨の発言があった。
本当にそうか?

私自身の「将来の夢」の変遷は省くとして、私は、小学校の高学年の頃、発明家になりたいと思っていた。
機械いじりが好きだということもあるが、この頃、ドクター中松氏がよくテレビに出ていて、今考えると、氏に対して純粋に「かっこいい」と感じていたように思う。
報酬のことを全く考えないわけではないが、これが主な動機ではなかった。

また、男の子の「将来の夢」のランキングには「スポーツ選手」が、女の子の場合は「お店屋さん」が上位に並ぶ。
子ども達は、儲かりそうだから、これらを挙げるのだろうか?
当然、違うはずだ。

「子どもに夢を与える」のに必要な要素は何か?大人全員に考えてみて欲しい。

誰のため、何のための発明か?

「薬」が分かりやすい事例だろうが、特許料が高いために、より良い薬を使えない人達が多くいる。
新薬の開発に莫大な費用がかかるのだろうが、医薬品メーカーは利益を出しているではないか?
自分の利益を最大化することよりも大事なことがあるのではないでしょうか。

私の将来の夢

漠然とだが、将来、あらゆることを研究する組織を作りたいと考えている。
組織の形態は、株式会社でも、非営利団体でも構わない。

所属する研究者の報酬は、一般的なサラリーマン並で、大きな功績をあげても、『巨額の報酬』はない。
組織の責任者(経営者)の報酬も『高額』にはしない。

得られた成果(特許など)は、完全に開放し、特許料の類は貰わないが、寄付はウェルカム!

これを実現するためにも、今は兎に角、稼がねば。


2006年10月30日 記

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